有効率95%!?

  • 2021年6月18日
  • 2022年10月11日
  • 思想
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以下は、あくまで参考情報です。

〜ワク〇ンの有効率について

テレビや新聞、SNなどの情報を観察していると、『Pf社のワク〇ン有効率:95%以上』という見出しが頻繁に出てきます。もしかしたらこのブログをお読みいただいている方の中にも、『100人にワク〇ンをうった後、ウイルス環境下に暴露しても、95人感染しなかった!!」ということが有効率95%の意味であると思われている方もおられるのではないでしょうか。(ぼくも以前はそう思っていました。)

しかし実際のところこの解釈は少し違うようです。
では、本来の「有効率」とはどういうことかということですが、

治験者数(人)感染発症(人) 発症しない率(%)
接種群    約2万人        8人      99.96%
非接種群約2万人162人99.19%
※実際にPf社が実施した例のRNAワク〇ンの治験結果

有効率とは、

〇前提計算式
 有効率=1-(8人 ÷ 162人)= 0.9506 ≒ 約95%

ということになります。

つまり「有効率」の定義は、「ワク〇ンを接種した後、確実にウイルス環境下に暴露した人のうち、何人の発症を防いだか」ということを表現しているのではなく、「発症を減少させる割合」のこと、つまり「ワク〇ンを接種していない場合の発症者数を100 %として、その人たちがワク〇ンを接種したら発症者数はどのくらい減るか? 」という割合のことを言います。

したがって計算式としては上の式のようになり、結果として確かに有効率:95%になります。

結論、治験者の総数が500人だろうと2万人だろうと、有効率を算出する上では162人と8人という数字以外は必要ないことになります。


一方、治験者全体の「発症していない率」という視点でみると、接種群と非接種群とでそれぞれ約99.9%と約99.2%となります。

接種群2万人のうちの発症者が8人という数字よりも、非接種群2万人のうち発症者162人という数字の方に目がいくのではないかと思いまかすが、この162人という数字を多いととらえるのか、接種しなかった2万人のうち162人しか発症しなかったとして少ないととらえるかで、同じ162人という数字の持つ意味は全く変わってくるのではないかとおもいます。

補足として、この治験者の4万人は治験後、一般社会に戻って生活しています。つまり接種群も非接種群もコ〇ナウイルス環境下に暴露させているかは確実ではありません。各々の生活環境において、コ〇ナウイルスやコ〇ナウイルス陽性者と接触していない可能性も十分に考えるため、今回の有効率の結果はあくまで参考データにしかならないような気もします。

以上がワク〇ン有効率の数字が示す本来の意味の説明になります。

念のために言っておくとぼくは今回のテーマで、ワク〇ンを打たない方がいいとか、打った方がいいとかを言いたいのではありません。そもそもそんな意見など言えないですし、はっきり言って今回の新しいタイプのワク〇ンに至っては、いわゆる感染症専門家などでさえ、どちらが良いというような確信的な意見など言えないのではないかと考えているからです。(このあたりを書き出すと話が終わらないため省略します。)

あえて1つだけ言わせていただくなら、ワク〇ンを打つことと、ワク〇ンを打たないことと、どちらか選択をする場合において、決して他からの強制力(同調圧力含む)が働いてはならないと考えています。

強制をしてはいけないというのは、個人の意見の尊重という意味合いもありますが、それ以前にそもそも人に強制して何かをさせる(させない)ということは、その結果に対して(それが良い結果であれ悪い結果であれ、強制させた人自身にも責任を負う義務が発生すると考えているからです。人に何か強制した時点でその人のその後に起こる結果に対して自分にも責任があるということです。

逆に言えば、「人に強制させたことに対して、いかなる結果に対しても責任がとれる」とでも言うのなら、強制も一部はありなのかなとは思いますが、今回の場合それはできるでしょうか。

今回のワク〇ン接種の有無を人に強制した場合、その結果に対して強制した人が責任を果たして負えるでしょうか。

例えば誰かに対して、「ワク〇ンを打て」と言って強制的に打たせたら重篤な副反応が出た場合と、逆に「ワク〇ンは打つな」と言って強制的に打たせなかったら後に感染して重症化してしまったという場合の両方です。(そもそもワク〇ンを打たなかったから感染したということ自体不可解ですが、、)

どちらの結果に対しても責任を取ることできる人間はいないと考えています。少なくとも保証金(4千4000万円?)などで解決できる話ではないですし、結局「因果関係不明」「評価不可能」となっておわりです。

ちなみに7月23日時点で、厚〇労働省が正式に発表しているワク〇ン接種後1週間以内におけ死亡事案は750人超にのぼっています。(8月25日時点ではさらに増え、1,093人に)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000823368.pdf
→これらのほとんどは因果関係不明、評価不能となっていますが、今後も因果関係がわかることはないでしょう。

政府やメディアはそろって「今回死亡した方はワクチン接種をしたから死亡したのではなく、単に基礎疾患などの悪化、もしくはたまたま突然死しただけである可能性も高い」と言っています。

たしかにその可能性も十分あるとは思いますが、そうではない可能性も排除できない(ワクチンが原因かもしれない。報告書を見る限り明らかに因果関係がありそうなものも散見される)のに、何の検証もなく一般メディアでよく断定的に言えたものだなと感心します。

実際、病理解剖で因果関係を調べるのは非常に難しいことだと当初より言われており、おそらく今後も因果関係がわかることはないでしょう。例えば、青酸カリのような明らかに毒物と言えるものが体内にあれば因果関係は証明できますが、ワ〇チンには成分的にはそのような明らかな毒物(劇薬)は入っていないため、因果関係を紐づけることが難しいでしょう。

そして仮に因果関係が否定できない場合でもそれがオープンになることはないかもしれません。


話がそれましたが、今回の有効率というテーマについて改めて感じるのは、日々様々なメディア媒体から発信される情報(数字)に対して、しっかり自分で調べる必要があるということです。

自分で調べることの重要性を認識し、自分で調べて納得したうえで自分の責任のもと選択することが、俗に言う「リスクとベネフィットを比べてベネフィットを選択する」とかいうものの本当の意味ではないかと思います。

                          以 上

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